生活習慣病の予防、早期発見・早期治療、重症化予防を推進するため、猪苗代町国民健康保険では「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づき、「特定健康診査等実施計画」(第1期 平成20年度~24年度)を策定し、メタボリックシンドロームに着目した生活習慣病予防の取組みを進めてきました。
第1期計画が平成24年度で終了のため、このほど平成25年度から29年度までの第2期計画を策定しましたのでお知らせします。
<計画の期間>
平成25年度から平成29年度までの5ヶ年計画
<第2期の目標値> ※最終年度(H29年度)は国が示している目標値。H25~H28までは保険者設定の目標値。
・・・目標値設定の根拠・・・
特定健診受診率の目標値は、第1期での実施状況を考慮し設定しました。第2期計画での最終目標値は60%に引き下げられており、第1期より若干緩やかになっているものの、かなり高い目標値です。
特定保健指導実施率の目標値については、さきの計画では、いずれの年度においても目標達成ができていない状況です。にもかかわらず、本計画での最終目標値が60%(第1期では45%)と非常に高い設定となっています。
目標達成の度合いによって、各保険者が後期高齢者医療の運営の為に出し合っている「後期高齢者支援金」の額の加算・減算があります。(成績が良ければ減算され、悪ければ加算されますので、最終的には皆さんに納めていただく国保税の額に影響してきます。)
参考資料 第1期計画での実施状況
<特定健康診査等の対象者>
特定健康診査の対象者 ⇒ 実施年度中に40~74歳となる加入者(治療中の方も含みます。)
特定保健指導の対象者 ⇒ 特定健康診査の結果、腹囲・血糖値等が所定の値を上回る方のうち、糖尿病、高血圧症、高脂血症の治療のための薬を服用していない方。
<特定健康診査の実施項目>
法定の実施項目である「基本的な健診項目」及び医師の判断によって追加的に実施することがある「詳細な健診項目」を実施します。また、法定項目に加え、必要に応じ保険者独自の判断で健診項目を追加して実施します。
<特定保健指導について>
特定健康診査の結果で、保健指導の対象となった方(まだ治療していない方、生活習慣の改善で検査値の改善が見込まれる方)に行うものです。
どのような生活習慣を身につけることが必要であるか、また、課題や優先順位を対象者と共に考え、実行可能な行動目標を対象者自らが立てられるよう支援できるプログラムを提供します。
具体的には、個別面接や小集団のグループワーク等を活用し、生活習慣改善のきっかけづくりをサポートします。
以上が第2期実施計画の概要ですが、詳しくは計画書全文をご覧ください。