新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、見えないウイルスへの不安が”差別や偏見”を生んでいます。感染者・濃厚接触者、医療従事者等に対する誤解や偏見に基づく差別を行うことは許されることではありません。正確な情報を基に、冷静な行動に努めましょう。
見えないウイルスに対する不安を、誰もが感じています。しかし、この不安が高まることによって、感染患者や医療・福祉に取り組む人々に対して過剰な不安を抱き、時によっては、その不安がそれらの方々に対する「差別や偏見」につながってしまう場合もあります。
感染患者や医療・福祉に取り組む人々への「差別や偏見」が恒常化してしまえば、医療が必要な人でも、差別を恐れ、医療機関の受診を躊躇せざるをえなくなる場合や、医療等の現場で働く人の減少につながり、結果として、局所的な感染拡大や医療体制の弱体化を招くことになってしまう可能性があります。
テレビやインターネットなどで、新型コロナウイルスに関する情報を目にしない日はありません。毎日、ウイルスに関する悪い情報に触れることで、私たちが不安を感じることは当然です。しかし、過剰な不安は私たちの冷静に判断する力を弱めてしまいます。
出所の定かでないような噂話や誹謗中傷が人々の間に広まってしまえば、大きな混乱や差別を招く可能性もあります。
町民の皆さまにおかれましては、改めて“冷静な判断”(確かな情報を知り、差別的な言動には同調しない等)を心掛けてくださいますよう、よろしくお願いいたします。
法務省の人権擁護機関では、新型コロナウイルス感染症に関連する不当な差別、偏見、いじめ等の被害に遭った方からの人権相談を受け付けています。
困った時は、一人で悩まず、相談してください。
みんなの人権110番(様々な人権問題に関する相談窓口です。)
TEL:0570-003-110