工場や自動車の排気ガスなどに含まれる窒素酸化物や炭化水素が、紫外線により光化学反応を起こして変質したもの(光化学オキシダント)です。夏に多く、日差しが強くて風の弱い日に発生しやすくなります。身体への影響として、特に目やのどへの刺激があります。また葉が褐色するなど、植物の異変も現れます。
○注意報等発令基準(猪苗代町へは会津若松測定局の数値により発令されます。)
①注意報・・・オキシダント濃度が0.12ppm以上になり、かつ、気象条件からみてこの状態が継続すると認められるとき
②警報・・・・オキシダント濃度が0.24ppm以上になり、かつ、気象条件からみてこの状態が継続すると認められるとき
③重大警報・・オキシダント濃度が0.4ppm以上になり、かつ、気象条件からみてこの状態が継続すると認められるとき
上記の注意報等が発令された際は、防災行政無線で周知いたします。また、テレビ、ラジオ等でも報道されますので情報収集に努め、下記の点に注意して行動していただくようお願いいたします。
◎注意報等が発令された場合は次のことに注意してください。
・野外での作業や運動は避け、すみやかに建物の中に入り、窓を閉め屋外にはなるべく出ないようにしてください。
・不必要な自動車の使用は、なるべく控えてください。
・屋外では、物を燃やさないでください。
・目やのどに刺激を感じたときは、目を洗い、うがいをしてください。症状がひどいときは、医師の診断を受けてください。また、町民生活課に連絡をお願いいたします。
燃焼で生じた煤、風で舞い上がった土壌粒子(黄砂など)、工場や建設現場で生じる粉塵のほか、燃焼による排出ガスや石油からの揮発成分が大気中で変質してできる粒子のことです。(PM2.5=粒子の1粒の直径が0.0025mm以下の物質)
(東京都ホームページより引用)
偏西風の影響で特に2月から5月にかけて数値が上昇する傾向にあります。
直ちに身体に異変が現れるものではなく、高濃度で長期間続く場合に、肺への影響が懸念されます。
○「注意喚起」情報提供基準
福島県内の9箇所の測定局のいずれかで、国の暫定的な指針値である日平均70μg/立方メートルを超えると判断された場合、県内全域に注意喚起されます。
注意喚起された際は、防災行政無線で周知いたします。また、テレビ、ラジオ等でも報道されますので情報収集に努め、下記の点に注意して行動していただくようお願いいたします。
◎注意喚起された場合は次のことに注意してください。
・外出や屋外での運動を自粛してください。
・マスクの着用を心がけてください。
・体調が優れない方、お子さん、高齢者の方は特に注意してください。