令和6年度から登録を目指して取り組んできた猪苗代湖のラムサール条約湿地登録について、
このたび、令和7年7月15日に猪苗代湖が登録され、国際的に重要な湿地のリストに掲載されました。
また、令和7年7月26日には、これまで登録を協力・連携して進めてきた福島県・会津若松市・郡山市・猪苗代町の
4団体で、アフリカ大陸南部に位置するジンバブエ共和国で開催されていたラムサール条約締約国会議(COP15)へ参加し、
条約事務局長のムソンダ・ムンバ氏より猪苗代湖の登録認定証を受け取ってきました。
猪苗代湖が登録となったことで、日本国内では54番目、福島県内では尾瀬に次いで
2番目のラムサール条約登録湿地となりました。
ラムサール条約湿地登録後も、猪苗代湖の水質保全のための活動(クリーンアクションや水草回収作業など)は
今までどおり継続し、町も協力していきます。
併せて、ラムサール条約の理念のひとつである「賢明な利用(ワイズユース)」にも合致する観光面での利用に
ついても取り組んでいきます。
また、ラムサール条約湿地に登録されたことによる新たな規制などは一切発生しませんので、これまでの猪苗代湖に
関する活動を抑制するものではありません。
町としては、これまでどおり美しい猪苗代湖の環境を守りながら、国際的にも重要な財産として、未来につないでまりいます。
今回の登録を契機とした新規事業や認知度向上のためのさらなるPR活動については、福島県と2市1町で連携・協力を
図りながら、よりよい方法を模索し取り組んでいきます。
ラムサール条約の詳細については、下記リンクからご確認ください。
<https://www.env.go.jp/nature/ramsar/conv/About_RamarConvention.html>(外部リンク:環境省HP)
ラムサール条約は、【保全・再生】【賢明な利用(ワイズユース)】【交流・学習】という3つの柱を理念に掲げています。
今回の登録を受け、令和7年8月26日に2市1町で福島県庁へ赴き、内堀知事へ登録の報告を行いました。
知事からは、「今後取り組むうえで「守る・伝える・つなぐ」という3点が重要な考え方です。県民に猪苗代湖が
ふるさとの誇りという意識を持ってもらうことが大事です。」と話がありました。