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蛍雪の功

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 今日(7日)も冬季休業中特設の“自主学習室”には,3年生数名の姿が見られました。
 それぞれ,自分が不得手としている教科の強化に努めていました。

 その姿を見ていて,ふと故事成語の「蛍雪の功」が思い浮かびました。
 この「蛍雪の功」,意味としては,“苦労して勉学に励んだ成果”のことですが,その由来は古く,中国の晋(しん)の時代までさかのぼります。

 中国の晋の時代に,車胤(しゃいん)と孫康(そんこう)という二人の青年がいました。
 二人は官吏(かんり)を志望していましたが,夜に本を読むための灯火の油を買うこともできないほど,共に家が貧しかったのです。
 そこで車胤は,夏の夜に蛍を数十匹つかまえて絹の袋に入れ,蛍の光で本を読んで勉強し,孫康は冬の夜に窓辺に雪を積み上げて,雪の明かりで勉強し続けました。
 二人の努力は報われて,のちに高級官吏に出世しました。
 この故事にある「蛍」と「雪」から,「蛍雪」という言葉が生まれました。
               (中国の史書『晋書(車胤伝)』より)

 県立高校前期選抜まで,あと55日。奇しくも55日。合(5)格に向かってGO(5)。
 東中生(3年生)の底力発揮はこれからです。さあ,「蛍雪の功」を心に刻んで精進しましょう!