本日(20日)1校時の2年道徳では,「オーストリアのマス川」という題材をもとに,「決まりを守る心」について,考えを深めました。
「オーストリアのマス川」のあらすじは,以下のとおりです。
オーストリアのすべてのマス釣りの漁区では,釣ってよい魚の大きさや時期などについ
て厳格な制限があります。大きなマスを釣り上げて喜んだ後,「私」は今日がまだ解禁日の前日だということに気がつきました。マスを逃がすか,持って帰るか…葛藤する「私」は…
「ルールをなぜ守るか」という問いに対して,子どもたちは,道徳ノートに自分の考えをまとめていましたが,思わず「なるほど!」と唸ってしまうような考えも多々ありました。まもなく最上級生になる,意識と自覚の芽生えだと感じました。
一番「どきっ!」としたのは,黒板に貼られていた「赤信号の横断歩等 右を見ても左を見ても車は来そうにない… あなたは渡りますか?」というポスターでした(写真左下)。
さて,あなたはどうしますか?
本日(20日)5校時の3年道徳では,「言葉の向こうに」という題材をもとに,「お互 いの立場を尊重すること,寛容の心をもつこと」について,考えを深めました。
道徳の教科書の内容もさることながら,昨年5月にSNS上で酷い誹謗中傷を受け,自ら命を絶った女子プロレスラーの木村花さんの画像やニュース映像にも心打たれました。
TwitterやInstagram等のSNSは,匿名性が高いがゆえに,「なんでもかんでも」発信しがちになること,無責任な発信によって傷つく人がいること,発信する言葉の向こう側にいる人を尊重しない傾向になることなど,SNSの「影」の部分に踏み込んだ内容に子どもたちの表情も真剣そのものでした。
情報モラルや情報リテラシーの要素も含んだ,今日の授業を受けた3年生のみなさんは,きっとインターネットやSNSを使用するときに「尊重」や「寛容」の心をもつことでしょう。