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手洗いは11回!

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 いまだに新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっていますが,全国,あるいは福島県でも新規感染者が微減に転じている傾向も見られます。11都府県に発令された緊急事態宣言も折り返し地点を過ぎ,ここがまさに正念場といえそうです。
 
 新型コロナウイルス感染症対策としては,「3密回避」「ソーシャルディスタンス」はもちろんのこと,飛沫感染を防ぐ「マスク着用」,接触感染を防ぐ「手洗い,手指消毒」が基本です。

 さて,手洗いに関して,興味深い記事がありました。

 手洗いに関する興味深い調査結果が発表されました。東京医科大学の町田征己助教によりますと,手洗いで大切なことは「タイミング」だということです。 町田助教によりますと,手洗いすべきタイミングは以下の5つ。
①外出後 ②トイレ後 ③外にあるものに触った後 ④食前 ⑤咳やくしゃみ・ 鼻をかんだ後 

 ③の「外にあるもの」とは,電車のつり革や手すり,買い物カゴやカートなど。また意外と忘れがちなのが硬貨(小銭)です。⑤で指摘されてる咳やくしゃみは,マスクをしていればOKですが,鼻をかむ時にマスクはしないので一番飛沫が手につきやすいといいます。
 研究チームが約2000人に行った調査によりますと,5つのタイミングでいつも手洗いしていると答えた人は,外出後は8割近く,トイレ後は7割近く,咳やくしゃみの後は3割しかいなかったということです。   

 実は,最初の4つ(①~④)の対策は人から自分にうつらないようにするための対策。
 最後の⑤は,自分から人にうつさないための対策です。これが一番低いことは象徴的で,人は潜在的に自分を守る行動は,無意識に率先して行うけど,人を守る行動はより一層意識してやらないといけないといえます。

 5つの項目,全てで毎回手洗いしているのは21.1%のみでした。また,この人たちが1日に手洗いしている回数が11回以上でした。
 人によってライフスタイルは違うので一概にはいえませんが,1日10回以下だと必要なタイミングで毎回しっかり手洗いできていない可能性が高く,不十分だといえます。 除菌スプレーを使えば手洗いしなくてもいいですが,鼻水や埃など目に見える汚れは落とせません。用途に応じて使い分けが必要です。(日テレNEWS24 2021.1.15より)

 手洗い11回以上を心がけ,「人から自分にうつらないようにするための対策」と「自分から人にうつさないための対策」を両立したいものです。