「東中学校最後」の1学期終業式の朝。
技術室前のプランターにホースで水やりをする男子生徒がいました。
彼は,毎日毎朝,一日も欠かすことなく,早く登校しては,技術室前のプランター,ひいらぎ菜園,ひいらぎ教室前のプランターに水やりをしています。
その背中からは,植物に対する愛情がにじみ出ているように感じます。
きっと,プランターや菜園の植物たちは,彼の愛情を一身に受け,大きくたくましく育つことでしょう。
彼の背中(姿)から,私たち大人も「何か」を学ばなくてはなりません。
今日もグラウンドには,磐梯山に見守られながら,「自主練」に励む陸上部のみなさんの姿がありました。
7月24日(土)~25日(日)に行われる全日本中学校通信陸上競技福島大会,8月9日(月)に行われる東北中学校陸上大会,9月2日(木)に行われる全会津中学校駅伝競走大会に備えて,日々心身を鍛えています。
自主練習中の姿,自主練を終えて昇降口に向かう時の姿,辛くても笑顔であいさつする姿には,東中最後の1学期を締めくくるに相応しい「ひいらぎの精神(剛毅・優雅・忍耐)」魂が宿っていました。
本日(20日),東中学校最後の1学期終業式を無事挙行することができました。
誰一人欠くことなく,東中生63名全員がそろっての終業式に感謝の気持ちもひとしおです。
暑くても頭を下げることなく,しっかりと発表者に目と耳と心と身体を向けて,話を聴く態度に東中にいられることのうれしさと誇りがあふれてきました。
さて,式の中では,各学年の代表者が「1学期を振り返って」ということで,発表を行いました。
3学年代表生徒の発表の印象に残った一節を紹介します。
『…今年は,受験の年,今までにないぐらい学習に力を入れて,志望校に合格できるよう努力したい。陸上と合唱の練習があり,ハードな毎日となるが,それを理由にして“勉強ができなかった”というふうにならないようにしたい。限られた時間の中で,効率的に学習を進め,2学期に結果が出るようにしたい。』
受験生としての自覚,自分に甘えず,学習に取り組み,志望校に合格する,という強い意気込みを感じました。
いよいよ,35日間に及ぶ長い夏休みが始まります。生徒とは,以下4つの約束をしました。
1 たった一つしかない自分の命を大切にすること。
2 たくさん本を読むこと(目標5冊)。
3 1日1回,必ずお手伝いをすること。
4 東京オリンピック・パラリンピックから一つでも多くのことを学ぶこと。
ご家庭でもお声かけしていただきつつ,子どもたちの命と心を見守っていただければ幸いです。
1年生は総合学習で猪苗代町のガイドブックをつくっており,その中の一つに“達沢不動滝”についての記事があります。国語の授業では,その記事を語彙豊かに書き改める学習を行ないました。今回は生徒たちが選んだ優れた作品を二つご紹介します。夏の暑い毎日が続いていますので,写真をご覧になりながら涼やかな気分になっていただければと思います。
【生徒A】
鳥居をくぐり,木に囲まれた道を歩いていくと,そこには達沢不動滝があります。
滝は多くの木々に囲まれ,まるで王様のような迫力があります。また,自然に囲まれているため,木々のささやきや,鳥たちの声,植物の匂いもします。流れている水は,透き通っていて,そこを通る風は,とても心地よく感じられました。
やすらぎのひと時を味わうことができると思うので,ぜひ訪れてみてください。
【生徒B】
滝に着くまでには森の中を歩きます。森は日中でも夜のような静かさで、大きな木や石があり自然を感じられます。
滝に着くと,そこには町中とは違う新鮮な空気があり,木の香りもします。迫力満点の滝の近くはとても涼しく,水の流れる大きな音がします。鳥のさえずりも聞こえ,マイナスイオンを浴びてリフレッシュもできます。
秋は紅葉する木々もあるので,四季によって違う姿が楽しめます。
さぁ,明日から夏休みです!