基本,毎週水曜日は,各学年とも「読別の教科 道徳」の時間を時間割に位置づけています。
今日(23日)も各学年で「考え,議論する道徳」が展開されていました。
【3年道徳「違うんだよ,健司」】
主人公である健司を中心に「友だち」への接し方の違いを比較し,それぞれの個性や立場を尊重し,理解し合
おうとする道徳的心情を育てることがねらいです。「本当の友だち」について,じっくりと考える姿が印象的でした。
【2年道徳「五月の風-カナ-」】
スマートフォンを持たないことで,部活動のメンバー内でなんとなく疎外されている友だちのことを気にしながらも周囲のメンバーに合わせてしまう主人公の思いに焦点を当て,友情の尊さについて考えました。
【1年道徳「最後のランナー」】
担任が独自に引用した“NHKココロ部”の資料から,高校陸上部のキャプテンとなったコジマが最後の地区大会で迎えたピンチを題材として展開したモラルジレンマ(二つの価値を葛藤させる)の授業でした。
道徳の時間は,心を鍛えるというより,「心を整える」時間だと考えます。長期的・継続的に道徳の授業を受けることで,東中生の心は,しっかりと整えられることでしょう。
本日(23日)は,福島県警察・犯罪被害者支援を担当されている心理カウンセラーをお迎えし,「命を大切さを学ぶ授業」を実施しました。
この授業の内容は,以下のとおりです。
☑犯罪被害者とは,どのような方たちを指すのか。
☑犯罪被害とは,どのようなものか。
☑犯罪被害者やそのご家族は,どのような気持ちでいらっしゃるのか。
授業では,実際に被害に遭われた(小6の娘さんを犯罪で亡くした)父親の手記を聞いたり,交通事故で弟を亡くした家族の物語をDVDで視聴し,家族それぞれの気持ちを考えたりしました。
話を聞く中で,“心ない言動”や “偏見・思い込み”,“遺された家族への影響”等,様々なことを考えさせられました。きっと,心が豊かな東中生は,さらに深い気づきと学びがあったと思います。
日ごろ,「あたりまえ」と思っていることが「あたりまえではなくなったとき」,人は,初めて,その(あたりまえ)の大切さを思い知る。今日の授業で得た一番の教訓です。
ご家族の皆様,今日の授業の内容をお子さんとシェアしていただければ幸いです。