80年前の今日,5月13日は,前回の東京オリンピック(1964年)の男子マラソンで,銅メダルを獲得した円谷幸吉選手の誕生日です。
男子マラソン本番では,円谷選手だけが上位集団にとどまり,ゴールの国立競技場に2位で戻ってくるも,イギリスの選手に追い抜かれ,3位になりました。
これについては,『男は後ろを振り向いてはいけない』との父親の教えを愚直なまでに守り通したがゆえ,トラック上での駆け引きができなかったことが一因として考えられています。
…とはいえ、自己ベストの2時間16分22.8秒(結果的に生涯記録となる)で3位となり,銅メダルを獲得しました。これは東京五輪で日本が陸上競技において獲得した唯一のメダルとなりました。
円谷選手の故郷・須賀川市にある「円谷幸吉メモリアルホール(須賀川アリーナ内)」には,円谷選手が実際に使用したシューズ,ユニフォーム,獲得したメダル・トロフィーなど,ゆかりの品々が大切に保管・展示されています。
その中には,サインや書もあります。円谷選手が決まって書いた字は「忍耐」でした。
この「忍耐」は,本校のひいらぎの精神の一つでもあります。
ふと,3年生教室に貼ってある「3年生の目標~こんな自分になりたい」に目が留まりました。
☆「何事にも挑戦し,あきらめない精神をもつ」(Aさん)
☆「小さなことでへこたれず,自分のことを信じる」(Sさん)
二人とも,ひいらぎの精神である「忍耐」を実現しようとしているのだ…と感動しました。
東中の一人一人が,それぞれの立場で,「忍耐」を形にしてくれることを期待しています。
2020/05/13 11:13
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投稿者:東中学校管理者