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行為の意味

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 校長室の清掃は,3年生が担当してくれています。

 先日,こんなことがありました。一生懸命掃除機がけをしていたNさん,机の周囲を掃除機がけするために,私が席を立ち,掃除するスペースを作りました。すると…Nさん『お忙しいのに…(席を空けてくださり)…ありがとうございました。』のひと言。そのひと言の中に「心づかい」を感じました。

 また,今日はこんなこともありました。まさに掃除機がけを始めようとしたHさん…『掃除機の音の大きさ(吸込み強度)は“中”ぐらいでいいですか?』のひと言。そのひと言の中に「思いやり」を感じました。

 このふたりの言葉を聞いて,詩人で作詞家の宮澤章二さんが作った「行為の意味」という詩を思い出しました。その詩の一部を紹介します。

“確かに心はだれにも見えないけれど 心づかいは見えるのだ
 それは 人に対する積極的な行為だから
 同じように胸の中の思いは見えないけれど 思いやりは見えるのだ
 それは 人に対する積極的な行為なのだから

 あたたかい心が あたたかい行為になり やさしい思いが やさしい行為になるとき
 「心」も「思い」も 初めて美しく生きる それは 人が人として生きることだ”

 私たち大人も「心」を「心づかい」に,「思い」を「思いやり」にしていけるよう,積極的な行為を意識せねばなりませんね。【写真と本文は無関係です】