新型コロナウイルスが流行して久しいですが,それにかかわる誹謗中傷もまた社会で大きな問題となっています。時折ニュースでは,耳を疑うような事実が報道されています。
本日1学年で実施した人権教室では,「新型コロナの3つの顔(病気,不安,差別)」を題材に,差別や偏見の醜さについて考え,人権への意識を高めました。
本授業のテーマはもちろんですが,何より素晴らしく感じたのは,人権擁護委員の方々の周到な準備や温かな思いでした。子どもたちもそうした心遣いを感じ取ったようで,真剣な眼差しで聞き入り,その思いに応えようとしていました。
「僕は,今日の人権教室で、新型コロナウイルスは、人権に関わっていることがわかりました。SNSでは差別などがありますが,そういうのに同調したり,惑わされたりせずに,自分は差別しないようにして、病気を広げないようにしたいです。」
上記は振り返りの感想ですが,子どもたちのこうした思いが形になって広がっていけば,住みよい社会に変わっていくことは,確かなことでしょう。大それたことではなく,何気ない言葉や行動の中にも人権の意識を忍ばせておきたいものです。
2021/12/13 16:00
|
投稿者:東中学校管理者