3年生の保健体育では,「球技(ソフトボール)」の授業を進めています。
ほとんどの生徒が1学期末までに,部活動の一線を退き,運動する機会も以前に比べると少なくなっているものと推察できます。
そのような状況の中ですから,ソフトボールの授業では,Higashiスタジアム(校庭です)に歓声が響き渡っています。
あと6ヶ月あまりで,校庭からも校舎からも,東中生の歓声が聞こえなくなるのは寂しい限りですが,3年生は進学先で,1・2年生は,統合中で,新たな歓声を響き渡らせてほしいと願うばかりです。
1年生の森林学習では,講師に自然保護教育研究家の横田清美様をお招きし,森林が果たす地球環境への役割について学びました。
はじめは校舎周辺を散策し,普段は気に留めることのない昆虫や植物の自然界での役割や,自然と人間との歴史的,文化的,産業的な関わり合いついて,深く学びました。
散策後は講話を受け,未来に向けた環境保護について考えました。身近な問題と地球環境とを結びつけて問題意識を喚起させるお話はわかりやすく,また,大変興味深いものでした。
思わずハッとさせられたのが“人がクマに襲われる怪我をする”との旨の見出しが書かれた新聞記事の話です。記事の内容をよく読めば,先に攻撃したのはスコップでクマを殴った人間の方。果たして“襲われた”のは人とクマ,どちらの方なのか(本来,刺激しなければクマは人間を攻撃しないとのこと)。動物も植物も人間も等しく共存していかなければならない自然の中で,いかに人間中心的なものの見方,考え方にとらわれていたのか,気づかされた次第でした。
さて,SDGsが叫ばれて久しい昨今。すべての生き物が幸せに暮らせる,持続可能な世界づくりについて意識を高めることができました。横田清美様,貴重な学びの時間をありがとうございました。