1校時,ひいらぎ学級の国語の時間に「気づきと学び」を得ました。
R君が読書カードにまとめていた「ぼくのなまえはダメ!」というタイトルの絵本に惹かれ,手に取りました。
読み進めていくうちに,この絵本を,ぜひとも大人に,保護者の皆様に読んでいただきたいという思いが強くなったため,ご紹介いたします(機会がありましたら,ぜひお手に取って読んでいただければ,と思います)。
ストーリーは,下記のとおりです。
1 「ダメ」という名の犬がいます。
2 食事の味見をしようとすると「ダメ!」と言われます。
3 庭で宝探しをし,草花や鉢植えをひっくり返し「ダメ!」と言われます。
4 みんなのベッドをあたたかくしようと泥だらけの体でベッドに上がり,「ダメ!」と言われます。
5 新聞紙を片付けようとし,「ダメ!」と言われます。
6 洗濯物をとりこもうとし,「ダメ!」と言われます。
7 「わからないことがひとつだけある」と悩みます。
8 「なんでこのくびわなんだろう? ぼくのなまえ(げんた)じゃないのにね」と。
つまり,失敗やミスを責め続けていると,子どもは,自分を見失う…ということだと解釈しました。
絵本は,比較的ハッピーエンドで終わるケースが多いので,このストーリー展開に衝撃を受けました。
失敗も成功も大切な「体験」です。それらをあたたかく見守り,受容し,次の一歩を指し示すのが大人の役割であると思います。
(この絵本に出会う機会を与えてくれたR君に感謝します。)
2020/10/14 10:14
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投稿者:東中学校管理者