2月10日(土)晴れ。午後7時の気温は1度。比較的暖かな一日でした。
さて、2月9日(金)、2月10日(土)の2日間、会津若松市では、鶴ヶ城と御薬園を会場に絵ろうそく祭りが行われました。会津におけるろうそくの歴史は古く、今から500年ほど前、宝徳年間、時の領主芦名盛信が漆の植樹を奨励したことに始まったといわれています。
漆樹の樹液は漆塗料となり、又、その実からはろうが採取されたため、以来、漆器とろうそくは会津の伝統的、かつ誇るべき産業となりました。
天正年間には、この地に移ってきた蒲生氏郷が、近江より優れた技術者を呼び寄せ、品質は更に向上しました。その後、江戸時代には藩主である松平氏が財源として活用した為、ろうそくは日本中に行き渡り会津ろうそくの品質の良さは世間に知られることになりました。また、売上向上をはかるためにろうそくに絵をつけた絵ろうそくが考案され、当時の大名や神社仏閣、上流社会で愛用されました。とくに婚礼の際には一対の絵ろうそくがともされ、これが「華飾の典」の語源になったとも言われています。又、花のない会津の冬には、仏壇に供える花の代わりに絵ろうそくを飾るようになったのです。
写真は、金曜日、帰宅途中に御薬園に立ち寄り撮影したものです。
2018/02/10 22:09
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投稿者:翁島小学校管理者
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職員室より