「強化練習」でもなく「陸上競技場練習」でもない。
通称「現地練習」です。
この言葉の響き、第一印象がとても新鮮でした。
他校のスクールカラージャージが、自然と目に入る。
意識せざるを得ない、適度な緊張感。
そして、この暑さ。
全天候型トラックの、容赦ない照り返し・・・。
「現地」でしか味わえない環境です。
子どもたちは、歯を食いしばって汗を流します。
今思えば、恥ずかしい話なのですが、
「学校教育」至上主義もどきの時期がありました。
学校での教育が全て、万能なんだみたいな感覚です。
ある時、兄貴のように慕う先輩同僚に言われました。
「このままじゃ、おまえは八方塞がりだ。」と。
急に、頭をガツンと殴られた感じがしました。
それからです。学校の「外」を意識し始めたのは。
しばらくして、社会教育主事の資格を取り、
現場を離れて、教育行政に携わる機会を得ました。
その経験が、少し影響しているのかもしれません。
社会教育、生涯学習等への「肩入れ」は(苦笑)
本校が、外部との関わりの中で展開する活動は、
断トツ、猪苗代湖の水環境学習、然り。
野口英世博士の母校としての各種交流活動、
共生ホストタウン事業でのガーナ国歌や花アート、
オリンピック・パラリンピック教育の新企画、
ひときわ存在感を示す、ウォールアート、等々。
学校の「外」、地域社会は、教育資源の宝庫です。
その宝を、いかにして教育効果へ結びつけるか。
組織としての叡智を結集してプログラムしたいです。
勿論、この状況下ですから、細心の注意を払い、
感染症対策に万全を期すことが、必須条件です。
本日、既存の制作現場を視察に来町された、
WAF関係者の方々との話から、考えました。
間もなく始まる2学期ですが、
適宜、外部の教育資源を効果的に活用しながら、
様々な体験活動が実現することを願っています。