夏休み前に発足したスポーツフェスティバル実行委員会は、夏休み中も定期的に集まり、話し合いを重ねてきました。運営方法や町民全員が参加するための競技の選定、準備物の調達や移動手段など、ほぼすべての企画を本校生徒が計画し、議論も煮詰まってきたところです。
9月5日(金)には町役場の職員や区長さん方もお招きし、生徒たちは自分たちが考え抜いた内容をポイントを押さえて説明し、ほぼ原案通り承認されました。本番まであと3週間。本校は修学旅行や宿泊学習なども控えており、決して十分な準備期間があるわけではありませんが、できる限りのことをして当日に臨みたいと思います。
1年生の技術家庭科(技術分野)では、「材料と加工の技術」の単元で木材加工を行う時間があります。生徒それぞれで課題を設定し、それを解決するために木材を加工した製品を作る、という狙いがあります。(例:本や漫画が多くて整理できない → 本棚の製作、料理が好きなので調味料をそろえたい → スパイスラックの製作、など)
ただ、使える材料は限られているので、道具や作業に慣れていない生徒たちが思った通りの製品を作ることは困難です。そこで、地域学校連携協働活動事業の一環として、地域の方にご協力を仰ぎ、練習をさせていただくことにしました。
9月1日(月)・8日(月)の2回にわたり、1年技術科の授業に地域の専門家に来ていただき、道具の使い方実習を行いました。今回は、さしがね、のこぎり、紙やすり、きり、げんのうの使い方を練習しました。生徒たちは、講師の実演を見ながら同じようにやろうとしていましたが、なかなかうまくいかず四苦八苦していました。しかし、授業の終わりころにはコツをつかんだ生徒も増えてきて、のこぎりでまっすぐ切れたり、げんのうでスムーズにくぎを打てたり、できていたようでした。
この事業の実施にあたり、地域学校連携コーディネーター様や町役場生涯学習課様のご協力をいただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。