高森川といおう川
毎回、子供達と一緒に水環学習の校外学習に行って、「なるほど・・」と思うことがたくさんあります。今回、出かけた「いおう川」と「高森川」は、猪苗代湖に注ぐ長瀬川の上流に当たる川です。
まず、「いおう川」について分かった事は、その名の通り硫黄が沢山含まれていること。そのため、川の色は白っぽい感じがします。川の底や石が硫黄でコーティングされているからだそうです。川の水は、強い酸性を示しています。
次に、「高森川」です。とてもきれいな水です。そのことは、採取した水生生物からも分かります。カワゲラ、ヘビトンボなどきれいな水にすむ生き物が沢山見つかりました。
最後にこの二つの川が交わる地点がとてもおもしろいと思いました。川の半分が白っぽい色、もう半分が赤っぽい色になっています。「いおう川」の酸性により川の石等に含まれている鉄分等が酸化して赤くなるからです。(「いおう川」の川底や石は、硫黄でコーティングされているため、酸化しません)下流の酸川、長瀬川の川岸が赤いのは、「いおう川」の酸性が原因というわけです。
画像について・・・
左上が高森川 右上がいおう川
左下が2つの川が交わった所(川の半分が白、もう半分が赤)
右下は、子どもが採取したヘビトンボ
2017/07/14 11:06
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投稿者:翁島小学校管理者
カテゴリ:
水環境学習