前の記事に書いた「おせち料理」ほどの華やかさはないかもしれませんが、お正月には、手に入る材料を使って会津ならではの郷土料理を食べていました。
1・・・きくらげのクルミ和え(手間のかかる料理です。クルミ和えにするオニグルミは、脂肪分が多いので寒い冬を過ごすためには必要な食べ物だったのではないかと思います。また、脂肪分が多いので昔の人にとっては、特に美味しく感じたのだと思います。)
2・・・煮しめ。乾燥したホタテの貝柱で出汁をとるのは、こづゆと同じです。ちなみに、南会津には「こづゆ」はありません。
3・・・棒鱈煮。干した鱈を水で戻し甘辛く煮ます。
4・・・花豆の甘露煮。高原の作物である花豆。南会津町では、赤い花と白い花が咲くことから「花嫁ささぎ」と呼んでいます。
子供の頃には、当たり前のように食べていたものですが、そこに沢山の先人の知恵が込められていることに感心します。華やかさこそありませんが、手に入る材料を使って手間をかけて、お正月をお祝いしたのでしょう。
2018/01/01 15:53
|
投稿者:翁島小学校管理者
カテゴリ:
職員室より