2018年1月1日(月)曇り。午後2時30分の気温は1度。磐梯山の上空は青空も見えます。穏やかな1年の始まりとなりました。
新年あけましておめでとうございます。本年度も、教職員一同、教育目標の達成に向けて精いっぱい努力してまいりますので、相変わらずのご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
お正月といえば「おせち料理」
昔から、一般的に食べられていたおせち料理について調べてみました。
「おせち」料理の意味は?
(パナソニックキッズスクール「ふしぎ図書館」より)
「おせち」というのは、「お節句(せっく)」が短くなったもの。5月5日の子どもの日の事を「端午(たんご)の節句」と言いますが、あの節句の事です。節句には、元々神様と一緒に食べると言う意味があって、田畑で採れた物を神様に供えた事から始まりました。こうした節句は、1年で何回もあって、おせち料理とは、最初は、お正月だけのことではなかったということです。
おせち料理ができて来たのは江戸時代。神様にお供えするだけでなくいつも料理している人が正月の三が日ぐらい休めるようにと言う優しい意味もあって作られるようになったという事です。そして、料理一つ一つにも意味が込められていました。
・こぶ巻きは「喜ぶ」に通じる。
・栗きんとんは、お金が集まるように。
・黒豆は、まめにコツコツ働けるように。
・数の子は、子孫繁栄。
・カタクチイワシは、ごまめ(五万米)とも言って豊作を願って。
・エビは、腰が曲がるまで元気で暮らせるように。
・カマボコやなますは、紅白にして縁起良く。
前の記事に書いた「おせち料理」ほどの華やかさはないかもしれませんが、お正月には、手に入る材料を使って会津ならではの郷土料理を食べていました。
1・・・きくらげのクルミ和え(手間のかかる料理です。クルミ和えにするオニグルミは、脂肪分が多いので寒い冬を過ごすためには必要な食べ物だったのではないかと思います。また、脂肪分が多いので昔の人にとっては、特に美味しく感じたのだと思います。)
2・・・煮しめ。乾燥したホタテの貝柱で出汁をとるのは、こづゆと同じです。ちなみに、南会津には「こづゆ」はありません。
3・・・棒鱈煮。干した鱈を水で戻し甘辛く煮ます。
4・・・花豆の甘露煮。高原の作物である花豆。南会津町では、赤い花と白い花が咲くことから「花嫁ささぎ」と呼んでいます。
子供の頃には、当たり前のように食べていたものですが、そこに沢山の先人の知恵が込められていることに感心します。華やかさこそありませんが、手に入る材料を使って手間をかけて、お正月をお祝いしたのでしょう。