本校においては、毎月ノーメディアの取り組みを行っていますが、この取り組みは他の多くの学校でも行われています。場所によっては同じ中学校区の小・中学校で足並みをそろえて行っているところもあります。しかし、ほとんどの学校では、実践のマンネリ化に悩んでいます。現代社会においてメディアを全く使用しない生活は考えられません。ただ、自分自身でメディア使用をコントロールできなければ、健康や基本的な生活習慣などの様々な面で支障が出てくることも真実です。子供達対しては、メディアを禁止するのではなく、上手に付き合っていく力を育てていく事が大切なのではないかと思います。そのためには、メディアには、光と影の部分があることをしっかり教えることが必要だと思います。3学期には、子供達にその点を教えていきたいと思っています。
最後に、参考資料として、アメリカのある母親が自分の子供にiPhoneを持たせるに当たって子供と結んだ正しい使い方の約束、「母から子へのiPhone,18の約束」の日本語訳を掲載します。
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「母から子へのiPhone,18の約束」(要約)
①これはお母さんのiPhoneです。
②iPhoneのパスワードはお母さんに報告しなさい。
③これは電話です。パパかママの電話には必ず出ること。
④学校がある日は午後7時30分に、週末は午後9時に、そして翌朝7時30分まではパパかママにiPhoneを渡すこと。
⑤学校に持っていってはいけないが、特別の事情があれば相談にのります。
⑥自分のせいで壊した時は、修理費は自己負担。
⑦iPhoneを使って人を傷つけないこと。
⑧相手に面と向かって言えないことはiphoneを使って言わないこと。
⑨友達の親に向かって言えないことは、iPhoneを使って言わないこと。
⑩アダルトサイトやポルノは禁止。
⑪公共の場では電源を切るかサイレントモードにする。
⑫他人にあなたの大事な所の写真を送ったり、もらったりしてはダメ。
⑬むやみに写真やビデオをとらないこと。
⑭ときどきiPhoneを置いて出かけるようにしなさい。
⑮みんなが聞いているのとは違う素晴らしいあなただけの音楽をダウンロードしてね。
⑯時々ワードゲームやパズルゲームで遊んでね。
⑰グーグル検索だけに頼らず、ちゃんと周りの世界を自分の目で見てほしい。
⑱この約束を破った場合は、お母さんはiPhoneを取り上げます。そして何がまずかったか、一緒に考えてまた一からスタートしましょう。
iPhoneを持たせる際の約束ですが、きっと、ゲームの使い方などその他のメディアを使用させる際にも参考になるのではと思います。