『ゼッケンNo.137』
リレーオーダー用紙を提出した監督から、
「Mが、リレーに出ます。」と報告を受ける。
(走るのか・・・。)
テントに行って本人と話をすると、
少し、はにかみながら、
「頑張れって応援しないでくださいよ、
泣いちゃうから。」
そう、彼女は答えた。
大会前の一週間前に、足首を負傷した。
ほぼドクターストップの状態。
棄権の判断が濃厚だった。
朝、他選手が準備運動する中、一人残った彼女に、
「今日、出られなくても、
今までの努力は、なくならないからな。」
と声をかけた。
一発勝負のリレーがスタート。
見ている方の緊張感が一気に高まる。
結果は、見事に走り切った。
(まいったな・・・。)
泣いちゃうのは、こっちだった。
◇◇◇◇◇
駄文へのお付き合い、申し訳ありません。
本人の決断もあったでしょうが、
それを認めて送り出した親御さんにも感謝です。
このような行事で、
勝ったり、入賞したりすれば、うれしいでしょう。
当然のことです。
ですが、勝敗以上に大切なものもあると思うのです。
本大会に出場した一人一人が、
その「何か」を手に入れたと、信じています。
2019/09/13 11:22
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投稿者:翁島小学校管理者
カテゴリ:
校長室より