本文へ ナビゲーションメニューへ

翁島(おきなしま)小学校ホームページ

ナビゲーションメニューです ここから本文です

車椅子の不便さを体験して

画像

 21日「障がい理解研修・体験講座」が行われました。

 講師は、校長発信のHPでも紹介したフォロワー1.3万人の「車椅子YouTuber」としても活躍されている中嶋涼子さんです。
 はじめに、中嶋さんから自己紹介があり、ある日突然下半身不随となった事実や、現在の様子、車椅子で生活している方としての考えなどについて聞くことができました。

 中嶋さんからは、車椅子の人間も「助けてほしい・手伝ってほしい」という言葉を周りの人に伝えるのは恥ずかしいし、周りの人も「何か手伝いましょうか」と声をかけるのが恥ずかしい。お互いに声をかけられないから大変な思いをしている‥‥という内容のお話がありました。

 講座の後半では、子どもたちが実際に車椅子を操作して、小さな傾斜の坂道や段差を超える体験をしました。かなり、苦労していたようです。

 お互いに障壁(バリア)を超えて(フリー)、気軽に一言かけられれば‥ 
 「手伝ってください。」 「何か手伝いましょうか?」‥‥もっと住みやすい世界はできるはずです。
 6年生の子どもたちの感想から未来が見えました。
  「小さな段差やトイレなど大変だということが分かった。」KYさん
  「急に車椅子生活になったと聞いた。慣れるのは大変なことだっただろう。」SKさん
  「助けてもらわなくてはできないことがある。」NYさん
  「少しだけだけれど、車椅子を使っている人の気持ちが分かった。」YCさん
  「坂を上ったり段差を超えたり、トイレをしたりする、ぼくらにとって普通のことが大変だということが分かった。」ITさん
  「車椅子生活の人たちのために、ぼくたちが共生社会を作っていきたい。」ARさん
  「中島さんは、自由に生きていてすごいと思った。お話を聞いてバリアフリーはみんなが楽しく生きるために必要だと思った。」HSさん
  「車椅子で空を飛んだり、泳いだり、色々なことができてすごい。」YHさん
  「話しかける勇気が大切だと思う。車椅子はとても疲れた。」KGさん

 
 きっと、この子どもたちが大人になる頃には、今よりももっとユニバーサルでバリアフリーな世界になっていることと思います。