生涯学習課主管の「共生社会ホストタウン事業」
その一環として、障がい理解研修・体験講座を
4・5・6年生対象で実施しました。
外部の教育資源を活用し、教育効果へ結びつける。
本校のスタンスは変わりません。
車椅子ユーチューバーで著名な中嶋涼子氏による、
オンライン講演、そして教室での車椅子体験です。
冒頭に私が子どもたちに話した内容は3つです。
1 「共生社会」という言葉を知る。
障がいの有無、老若男女、そういう区別なく
誰もが住みやすい社会が「共生社会」です。
猪苗代町は、その姿を目指しています。
2 立場が違う人の身になって考えてみる。
中嶋さんが身体の一部として生活している
車椅子に実際に乗る「体験」をします。
心の中に感じたことを大切にしましょう。
3 オンラインで人とつながる。
遠隔地とオンライン交流は、今回が初めて。
離れていても、人とつながることができる!
それを実感してください。
「心のバリアフリー」について、
頭と心と身体を使って考える有意義な時間でした。
前稿の続きです。
言葉や映像から、想像力を駆使して理解する。
車椅子の体験から、相手の身を思いやる。
中嶋さんとの交流で、子どもたちに変化が生じます。
4年生SJさんの感想:
車椅子の方は、優しくて強いんだと学びました。
5年生KAさんの質問:
見かけても、おせっかいだと思ってしまって、
自分から声をかけるのを戸惑ってしまいます。
それについては、どう思いますか?
「お手伝いしましょうか?」
今、すぐには言えないかもしれませんが、
いつか言える日が来る・・・。
心のバリアフリーを持つことができます。
深い学びにつながったなと心から思いました。
今日から「けん玉」始める子、増えるかも?
ユーチューバーの夢を抱いた子、いたかも?
(詳細は、お子さんに聞いてくださいね。)
生涯学習課社会体育係オールスターの皆様と、
本校のインフルエンサーとなった中嶋涼子さんに、
感謝申し上げます。ありがとうございました。
21日「障がい理解研修・体験講座」が行われました。
講師は、校長発信のHPでも紹介したフォロワー1.3万人の「車椅子YouTuber」としても活躍されている中嶋涼子さんです。
はじめに、中嶋さんから自己紹介があり、ある日突然下半身不随となった事実や、現在の様子、車椅子で生活している方としての考えなどについて聞くことができました。
中嶋さんからは、車椅子の人間も「助けてほしい・手伝ってほしい」という言葉を周りの人に伝えるのは恥ずかしいし、周りの人も「何か手伝いましょうか」と声をかけるのが恥ずかしい。お互いに声をかけられないから大変な思いをしている‥‥という内容のお話がありました。
講座の後半では、子どもたちが実際に車椅子を操作して、小さな傾斜の坂道や段差を超える体験をしました。かなり、苦労していたようです。
お互いに障壁(バリア)を超えて(フリー)、気軽に一言かけられれば‥
「手伝ってください。」 「何か手伝いましょうか?」‥‥もっと住みやすい世界はできるはずです。
6年生の子どもたちの感想から未来が見えました。
「小さな段差やトイレなど大変だということが分かった。」KYさん
「急に車椅子生活になったと聞いた。慣れるのは大変なことだっただろう。」SKさん
「助けてもらわなくてはできないことがある。」NYさん
「少しだけだけれど、車椅子を使っている人の気持ちが分かった。」YCさん
「坂を上ったり段差を超えたり、トイレをしたりする、ぼくらにとって普通のことが大変だということが分かった。」ITさん
「車椅子生活の人たちのために、ぼくたちが共生社会を作っていきたい。」ARさん
「中島さんは、自由に生きていてすごいと思った。お話を聞いてバリアフリーはみんなが楽しく生きるために必要だと思った。」HSさん
「車椅子で空を飛んだり、泳いだり、色々なことができてすごい。」YHさん
「話しかける勇気が大切だと思う。車椅子はとても疲れた。」KGさん
きっと、この子どもたちが大人になる頃には、今よりももっとユニバーサルでバリアフリーな世界になっていることと思います。