数日経った今も余韻が残る、翁島フェスティバル。
子どもたちの学びの「今」をお伝えできたこと、
とてもうれしく思います。
国語や音楽、学級活動、総合的な学習の時間など、
教科の枠を飛び越えて、披露することができました。
全校合唱「パプリカ」の一節である
「あなたにとどけ」の言葉どおり、
子どもたちの思いは、みなさんに届いたようです。
「地域と共にある学校」であり続けるために、
この距離感を保ちつつ、
今後も教育活動を展開してまいります。
「絵描きです。」
そう自己紹介する、淺井裕介さんの素朴さに
私は魅了されました。
子どもたちとのコラボ作品を前にした淺井さんは、
子どもたちにこんな話をされました。
ある人との出会いが、あるモノとの出合いが、
自分の人生、将来に大きな意味をもたらす、と。
独学で絵を勉強したと話す淺井さんも、
人生を変える「何か」と遭遇しての今があるのか、
心躍る想像を巡らせました。
淺井さんの言葉は、作品とオーバーラップして
子どもたちの心にストレートに伝わります。
自分の思いを「跡」として残す、
主体的に関わった、この芸術交流は
一人一人が何かを考えるきっかけとなりました。
この素敵な空間に、ぜひ、足をお運びください。
そして、肌で感じてください。お待ちしております。
翁島小学校の名物となった「きのこ栽培」。
今年度も、冬期間の森林環境学習として、校長室前の廊下にお目見えしました。
今年は、椎茸の栽培キット6セットが、プラスチックの大きなドーム状の入れ物に入っており、下の方までしっかりと観察できるようになっています。
もうすでに、たくさんの椎茸が育ち始めており、日に日に大きくなっていく様子が分かります。
日本で、戦国時代に椎茸は栽培が不可能であったにも関わらず、料理には欠かせない物であり、非常に高価でした。(松茸よりも!)
時代が移り変わり、江戸時代の後期にようやく椎茸の栽培が開始され、20世紀になってはじめて、栽培方法が確立されたもので、それまでは大変貴重な食材だったとのことです。
現在になり、こうして椎茸の成長を間近に見ることができるなど、とてもよい体験なのではないでしょうか。