音楽室、人の気配がするのに・・・静か。
蛍光灯もついていたので、戸を開けると、
この風景でした。
6年生がヘッドホンをしながら、創作活動です。
3拍子の提示されたフレーズの後を続けて
作曲するのです。
鍵盤で思いついたメロディを弾いたり、
身体を揺すって、リズムをとってみたり、
真剣に音符を書いていたり・・・。
静寂の中で、個々の学習が進められています。
「はじまりの美術館」に行ってきました。
過日開催した「放課後子ども教室」で描いた
子どもたちの作品が、館内に展示されていました。
浅野友理子さんのワークショップで仕上げた
「植物のドローイング」です。
浅野さんの作品と一緒の展示スペースに、
見事に勢揃いです。
まるで、招聘作家さんみたいな気分に浸れます。
個人の観察力が、丁寧に、形となっています。
午後の陽射しが、大きな窓から入る場所で、
天然のスポットライトを浴びていました。
「植物は巡る」浅野さんの作品タイトルです。
掲載写真は、浅野さんによる作品キャプションです。
フィールドワークをもとに創作活動をする方に、
本校「水環境学習」を価値づけしていただきました。
子どもたちとのやり取りの中で、画面が増えていき
最終的に、天井も含めて5面がつながりました。
自分たちの活動が形となったこの絵と対峙する時、
子どもたちは、誇りと自信を得ることでしょう。
子どもたちと一緒に溶け込んでいく存在として、
生活とともに成長していく絵であってほしい。
浅野さんの想いです。
「あるべき場所にある」
という、画家 浅野友理子さんの言葉を受けて、
「来るべき人が来た」
心からそう思います。
以下リンクから、作家コメントが視聴できます。
どうぞご覧ください。
WAFオープニングセレモニーの後は、
モニターツアーに参加して、各会場を巡りました。
バスに同乗した淺井裕介氏と約一年ぶりの再会です。
既存作品の会場も巡回コースに入っていたので、
翁島小学校の2階、3階にも行きました。
自作のある「壁」の前で、淺井さんは語ります。
芸術は、ちょっぴり悪さができると。
学校に、文字どおり「泥を塗る」行為(笑)
昨年、翁島フェスティバルと同時進行の制作でした。
神輿の威勢のよい音などが自然と耳に入ってきた等、
当時の制作秘話を披露してくれました。
児童の「生活」を身近に感じてくれていたことに
校長として、改めて感謝の念を抱きました。
猪苗代中学校の大作の前では、
「価値の転換」について言及されていました。
失敗してもいいよと言える、寛容な社会の在り方
許容することができる大人の存在を示したい。
自分が絵を描く意味もそこにある、と。
「教育」がめざす部分にも触れる言葉でした。
WAF最終稿は、運営全体への感想をまとめます。
WAP(ウォールアートプロジェクト)のお二人、
おおくにあきこさんと浜尾和徳(okazu)さんは、
言うなれば企画担当で、大枠をつくっています。
おおくにさんの、地域・作家・学校への眼差しは
いつも優しく、対象を温かく包み込んでいます。
浜尾さんは、臨機応変・神出鬼没な縁の下の力持ち
「最強タッグ」 私は、そう思っています。
WAPの趣旨に賛同し、運営ソフト面を担うのが、
楠恭信さんらWAF実行委員会の皆さんです。
多種多様な業種の方々が集結・協働しているので、
ハイテクを含む機動力が可能となっていました。
「放課後子ども教室」や「花アート」など、
生涯学習課事業と連携する柔軟性も魅力でした。
今回のWAFのテーマは、「対話」です。
この地の植物と対話し、本校児童と対話をした
浅野友理子さんをとおして生み出された絵です。
今後は、絵と子どもたちが対話をしていく番です。
その恩恵に、感謝いたします。
ありがとうございました。
WAPお二人のお顔は、以下リンクから(笑)
このインタビューでは、30分過ぎ頃から
浅野友理子さんが登場します。