本文へ ナビゲーションメニューへ

翁島(おきなしま)小学校ホームページ

ナビゲーションメニューです ここから本文です

週明け、きれいな桜が迎えてくれました。

画像

 5月1日(月)曇り。朝7時の気温は13度でした。いよいよ今日から5月のスタートです。週明け、学校に来てみるときれいな桜が出迎えてくれました。
 桜については、学校だよりの1号(4/14発行)でこんな記事を書きました・・・・・。
 
 桜から学ぶこと ~志村ふくみさんの言葉を通して~
  
 猪苗代の桜は、もう少し先になりますが、今年も各地から桜の便りが聞かれる季節になりました。私たち日本人にとって桜の花というのは特別なものです。この桜の花について、興味深い話があります。     
京都に「志村ふくみ」という染色家がいます。紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)であり、随筆家でもあります。草木染の糸を使用した紬織の作品で知られる方です。この方は、桜を使ってきれいな淡い、匂い立つような桜色を染め出します。桜を使って桜色を染め出すと聞くと「あ~あ、桜の花びらや蕾を煮出して染めるのだな。」と考えてしまいがちですが、桜の花びらや蕾からは、あの美しいピンク色は出ないそうです。それならば、どのようにして・・。実は、黒くごつごつした樹皮や枝を使います。それも、いつでもよいというのではなく、花が咲く前の枝や樹皮でなければなりません。春に咲く桜の花芽は、前年の夏に形成されます。その後、開花することなく「休眠」という状態になります。そして、秋から冬にかけて一定期間、低温にさらされ、再び暖かくなるころ眠りからさめて開花の準備を始めます。桜の花にとって、四季のはっきりした日本の気候は最適なものであり、常夏の国では日本のような美しい桜は咲きません。桜は、まさに四季のある日本の国で特化した植物だということができます。そして、桜は、あの美しい淡いピンクの花を一年に一度咲かせるために、幹を含めた全身で花びらの色を生み出しているというのです。ですから、桜が開花する直前には、桜の木の内面は、全身がピンクを作り出す色に染まっているということです。 桜の花びらは、それが表出したものです。   
 この話を聞いて、学校も同じだなと思いました。学校も毎年毎年「こんな子どもにしたい。」「こんなことができる子どもに育てたい。」という目標を立てます。まさに桜の木があの美しいピンク色の花を咲かせたいと思う気持ちと一緒です。そして、それを実現するには、やはり桜の木のように全身で、学校でいうならば、全教職員が同じ思いで、同じ方向性をもって全力を注いでいく必要があります。そんな「翁島小学校」を目指して、これからも努力していかなければと思います。

 今朝見た時よりさらに桜の花が開いてきたように思います。有名な観音寺川の桜も是非見に行きたいと思います。