修学旅行から戻ってまいりました。
その内容については、徐々に発信していきます。
今朝の様子です。
太陽は出ていますが・・・寒いです。
その状況下で、半袖半ズボン!の1年生が、
勢いよく校庭に出てきて、マラソンを始めました。
2日間の不在ではありましたが、
この子どもたちの元気さに再会すると、
「戻ってきたなあ」と実感いたします。
校長として、修学旅行の総括的な内容を
ぽつりぽつりと発信してまいります。
常識とマナーの範囲内で、自分の楽しみを見出す。
私が6年生に与えた指示は、これでした。
親もとや学校を離れた、ちょっぴり遠い地での
非日常的な生活の中で、如何にして楽しむか?
水族館、遊覧船、遊園地、動物園、ホテル泊 等々
当然ながら、楽しい場所ばかりなのです。
その中で、「自分だけの」楽しみを見出せれば良し!
その時、その瞬間での、自分の判断や行動を、
後から振り返って、じんわりと味わってほしい。
そんな想いでした。
五大堂の橋の上、左側1列で対面通行をする。
瑞巌寺の本堂内、注意書きを読んで脱帽をする。
伊達政宗歴史館の館内ノートに感想を残してくる。
「ガチャガチャ」不具合を、店側に交渉する。
遊園地ゴーカートで壁に激突、大クラッシュ!
ホテルの浴槽、お湯と水の調整が難しい・・・。
迷いや失敗もよい経験、貴重な財産です。
昨日29日(木)、修学旅行からの帰校後に、
浅野さんの制作現場を訪問しました。
2日間経過後の「アフター」は・・・、
一番の特徴的な変化は、「手」の出現です。
手? 子どもたちの手が、天井に描かれました。
アサザを植える手です。
交流に訪れた3年生の手をモデルにしたとのこと。
各学級ごとに浅野さんとの交流があったようです。
1年生からの折り紙のプレゼントがありました。
(1年担任からの掲載記事もご覧ください。)
5年生は手紙をパソコンで作成したようです。
教室入り口の足元の壁には、「サツマイモ」です。
昨日、1・2年生が収穫したものです。
夏のスイカと、秋のサツマイモの対比が素晴らしい。
本校の誇れる諸活動を、
壁画が具体的に物語ってくれています。
朝、4年担任のH教諭が、
浅野さんと交流のアポイントをとっていました。
私もその時間帯に同席しました。
前稿で紹介した「サツマイモ」を含めると、
四方の壁、そして天井と、絵に囲まれた状態です。
「どの絵が好きかな?」
H教諭は、子どもたちに質問をします。
「この壁の絵が好きな人?」
子どもたちは、それぞれ意思表示をします。
ぐるりと見渡して、
お気に入りの絵を見つけているようです。
一人一人が、自分で「トリミング」をして、
唯一の作品を額装している、そんな感じですね。
教室の窓と戸を外しました。
廊下に出て、壁画と距離をとりました。
制作の最終調整に入った浅野さん・・・。
最後の、絵が語る「声」に耳を傾けます。
蛍光灯を消し、
自然光を採り入れた中で、確認をします。
「完成です。」
令和2年10月30日(金)13時20分
画家 浅野友理子さんが、ゴールを迎えました。
人との関わりを大事にしていると、
小さな幸せに遭遇することがあります。
八木山動物公園での出来事です。
アフリカ園の裏手、飼育舎前を通った2班4名は、
キリンと飼育員さんのやりとりを目にします。
餌をやり、赤い印の付いた棒をキリンに向けます。
キリンは、その棒の先に鼻を付けて、静止します。
不思議だったのでしょうか、しばらく観察です。
すると、飼育員さんが話しかけてくれたのです。
今やっていたのは、「ターゲット・トレーニング」
この訓練により、大型動物を移動・静止ができる。
獣医さんが、診察・採血する際にも役立つとのこと。
飼育員さんから直接、話を聴くことができました。
なんと幸運なことなのでしょう。
班の先頭を歩いていたKGくんが、聞き上手です。
「福島県から来ました。」なんて受け答え(笑)
ステキな時間でしたね。
八木山ベニーランドのゴーカート
担任H教諭とS養護教諭が、子どもたちを追走!
楽しんでますねえ。
私は、のんびりと観覧車に同乗。2つの班を撮影。
サイクロンだけは勘弁してくれ・・・。
私の失敗談を紹介します。
「校長先生、違いますよ。ナイフは自分の方へ。」
テーブルマナー講師の方から、すぐさま指摘!
食事完了の合図は、ナイフとフォークを
皿上で4時20分の位置にする。
その際、ナイフを外へ向けるのはNGなのです。
「はい。スミマセンでした・・・。」
修学旅行を千里小学校と「合同」で実施する意義
それを確認できた2日間です。
事前に、レクリエーションの交流会を実施しました。
ある程度、顔と名前を覚えて、旅行に臨みました。
行程における各活動も、両校で役割分担をしました。
来年4月、一緒に猪苗代中学校へ入学する仲間です。
あの時、あの場所で、一緒に○○した・・・。
知っている顔があれば、心強いことでしょう。
合同実施の貴重な思い出を大切にしながら、
残りの学校生活を有意義に過ごしてほしいです。
大学で同じクラスだった両校長も、
「大学の卒業旅行で、ベニーランド来たよな!」
けんちゃん、ながちゃんの会話も弾みました(笑)
スミマセン。蛇足です・・・。
出発式の時の速報記事にも掲載されましたが、
サプライズ、5年生のお手製「横断幕」です。
5年生からの心温まるメッセージです。
担任のA教諭による、粋な計らいです。
受け取った6年生からは、
ぜひ、千里小との合同実施の良さを伝えてほしい。
5年生が、来年の実施を心待ちするように。
そう願っています。
横断幕を手に見送るA教諭と、4年担任のH教諭は
ともに現6年生の、「もと担任」なのです。
その気持ち、うれしいですよね。
修学旅行の総括シリーズ、これにて打ち止めです。