午後1時30分、いよいよ本番です。郡山市長さまよりお祝い、激励のお言葉をいただいた後、1番目の発表が翁島小学校でした。
今年の翁島小学校の発表の柱は、三城潟のヨシのたくさん生えている場所と同じ三城潟でも翁島小学校が伝統的にヨシ刈をしている場所との比較でした。まず、水質についての調査結果を発表しました。圧倒的に、ヨシ刈を続けている場所の水質が良いということでした。その理由として考えられるのが、ヨシは枯れるとヘドロ化するということです。さらにヘドロ化したヨシは、次の年のヨシが大きく大量に成長するための肥料となり、これらのヨシは枯れてヘドロ化し水質を悪化させ、さらに次の年のヨシの成長のための肥料となっていく・・・・。だからヨシを刈ることは、この悪循環を断ち切り水環境をよくするための大切な仕事なのだということ。翁島小学校が伝統的に行っていることは、毎年わずかずつかもしれませんが、確実に猪苗代湖の環境保全に役立っている、今後もこの活動を続け、後輩に引き継いでいきたいという素晴らしい内容の発表でした。リハーサルの時に気になっていた発表時の話し方も見事に改善され、主張したいことがとてもよく伝わってきました。
3つの学校の発表が終わった後は、「カワセミ水族館」の平澤先生のお話を聞きました。猪苗代湖やその周辺にはどんな魚が住んでいるか、どんな水生生物がすんでいるか、今、それらの生き物はどういった状況にあるのかを映像や実際の生きている生物を見せていただきながら楽しく学ばせていただきました。 私たちの故郷「猪苗代湖」はとても魅力的な場所であることがよくわかりました。
交流会の終わるころには、福島民報社様が、カラー版で号外を出してくださいました。子供達には持ち帰ってもらいましたが、PDFファイルで添付しておきますのでご覧ください。とてもよい経験をさせていただきました。
一緒に交流会に行っていただき何かとお世話いただきました猪苗代町企画財務課の皆様、我々と一緒に子供達を引率指導いただきました猪苗代湖の自然を守る会代表の鬼多見賢様に心より感謝いたします。ありがとうございました。