本文へ ナビゲーションメニューへ

翁島(おきなしま)小学校ホームページ

ナビゲーションメニューです ここから本文です

5年生の研究授業がありました。

画像

 11月14日(火)晴れのち雨。午後4時の気温は8度。午前中は気持ちの良い秋晴れでしたが、午後になって雨が降り出しました。
 今日は、4校時目に5年生の算数の研究授業がありました。単元名は、「比べ方を考えよう」です。算数には、どう指導したら子供達の理解がスムーズに行くか、悩ましい単元が幾つかありますが、この単元はその中の一つです。単元の終わりには、例えば「25平方メートルの部屋に15人います。16平方メートルの部屋に9人います。どちらの部屋が混んでいるでしょう。」といったちょっと難しい問題も出てきます。これは、一人あたりの面積を求めたり、1平方メートルあたりの人数を比べることで解くことができます。今日は、その重要な「・・・あたり」について、授業が進んでいきました。
 はじめに、担任の先生が「大小さまざまな6個のオレンジを別々のコップに絞ったところ、65mlから最大95mlの量のジュースを絞ることができました。」と、本物のオレンジジュースが入った6個のコップを提示しました。ここで、子供達の顔が輝き出しました。そこで、今日のめあて「オレンジ1個あたり何mlのジュースを絞れるといったら良いでしょう。」が提示されました。グラフを使って考える子ども、6個のコップのジュースの量を全部たして6で割るといった計算で求める子ども、それぞれに解決方法を見つけて発表しました。その後、グラフを操作するのと計算で求めるのではどちらが良いか考えさせました。「計算で求める方が、コンパクトでいいよ。」「グラフは、描くのが大変・・・。」など計算の良さに気づく意見がでました。
 「1個あたり」を求めるには、「ならせばよい」「平均をだせばよい」そのためには、「合計÷個数」をやれば良いといったまとめを子供達はノートに書いていきました。授業の最後に書いた学習感想で、Tさんは、「グラフを使ってどうやって一個あたりを求めたら良いか分からなかったけれど、Gさんの考えを聞いてとてもよく分かった。」といった学び合いの良さを書いていました。そこから、とてもよい学習をしたことがよく分かります。
そうそう、最後には、合計÷個数という平均の式の意味を、実演することで実感として理解させようという担任の工夫もありました。(授業の後は、みんなで乾杯したそうです。)