学校に戻って来ると、バケツに土を入れ、アサザの種を植えました。種の中にシジミが2個混じっていました。種を採っている間に見つけたそうです。シジミは、外から見えるように水槽にいれました。でも、直ぐに砂にもぐったのか姿が見えなくなってしまいました。アサザの種が芽を出し、来年の6年生にしっかり引き継ぐことができる事を願っています。
アサザの種取が終わると、お楽しみタイム。前回は、ヨシを使った工作でした。今回は、コウホネという睡蓮科の植物を使ったネックレスやブレスレット作りです。素敵な作品が出来上がりました。
これが、アサザの種です。袋の中に30個以上の種が入っているそうです。種は、周りの物にくっついて流されないように細かな毛が生えています。生き抜くための知恵ですね。
アキアカネは、水たまりを見つけて産卵中。あんな小さな水たまりで大丈夫なのかな。下の茶色い方がメス。上の赤い方がオスです。
9月22日(金)曇り。午後1時の気温は20度。風もなく穏やかな日です。午前中、6年生は三城潟に行き、アサザの種を採取してきました。苗を育てて来年の6年生に引き継ぐためです。今日も、猪苗代湖の自然を守る会の鬼多見さんにご指導いただきました。種を採取する場所につくまでの間、途中途中でいろいろな植物についても教えていただきました。
写真は、カンボクです。6月12日のクリーン作戦の時は、真っ白い花が咲いていましたが、今日は、真っ赤な実を付けていました。白から赤への見事な変身です。ちなみに「カンボク」の名の由来は、美味しそうにみえるこの赤い実が、本当は、「美味しくなくて、アカン。」と言うところから「(ア)カンボク」という名前がついたという説があるそうです。
湖心の水質調査の後、白鳥丸は一路赤崎へ。ここは、猪苗代湖の景勝地です。子供達は、双眼鏡をお借りして、大鷹の存在を確認。残念ながら巣だけでした。でも、目線をさげるとエメラルドグリーンの美しい湖面が見えます。ここは、船でしか近づけません。人がなかなか立ち入れないと言うことがあって、水質もとてもきれいです。5年生のGさんが、景色を眺めながら何やら物思いにふけっています。(ホントかな?)3年生は、初めての湖心観察。全員で記念撮影!
湖心では、水質調査を行いました。結果は、以下のようです。
平成29年9月20日
時間 10時30分 天候 曇り
水温 19.6度
水深 80m以上(測定不可)
PH 7.9 DO 8.9mg/ℓ COD 1mg/ℓ
湖心の水質は、良好。年々良くなってきているようです。
DO(溶存酸素)とは・・・水中に解けている酸素の量。水中の酸素は、水生生物が生きていくのに不可欠な物。有機物等で汚染されていればいるほど低い数値を示す。
CODとは・・化学的酸素消費量と呼ばれる物で、有機物等による水の汚濁程度を表す指標である。数値が高いほど汚濁の程度が大きい。国の定める水質環境基準は、1mg/ℓ~3mg/ℓ。
磐梯観光船株式会社様、猪苗代の自然を守る会の皆様、猪苗代町当局のご支援を受けて、3年生から6年生までの児童が参加して猪苗代湖の湖心観察会を行いました。
9時45分、予定通り3~6年生を乗せた白鳥丸が長浜を出航しました。
白鳥丸の船内では、猪苗代湖の自然を守る会の鬼多見先生から、翁島小学校の名前の由来でもある「翁島」の紹介がありました。そして、2つクイズが出題されました。
第1問 猪苗代湖は、翁島のいくつ分の大きさでしょう。
第2問 山手線を一周回るのと、猪苗代湖を一周回るのでは、どちらが長いでしょう。 答えは、お子さんにお聞き下さい。
その後、湖心に着くまでの時間を利用して、鬼多見さんが「猪苗代の主」という民話を紙芝居にして話して下さいました。民話を聞くことで、猪苗代の昔の人々の心に触れることができます。猪苗代湖の主とは、一体何だったのでしょうか。是非、お子さんにお聞き下さい。
そうこうしているうちに、白鳥丸は、猪苗代湖の湖心に到着しました。
9月4日(月)晴れ。午後7時の気温は18度。外では秋の虫が鳴いています。
今日は、3~5年生が湖岸のクリーン活動を行いました。いつものように猪苗代湖の自然を守る会からは、鬼多見様と松崎様が御指導に来て下さいました。保護者の皆さんも駆けつけて下さいました。そして、3年生は、湖岸のゴミ拾いを、4~6年生はヒシ回収を行いました。先週、6年生が移植したアサザは、水質を改善してくれる植物ですが、今日、回収を行ったヒシは、枯れるとヘドロ化し、水質悪化の原因となるそうです。3年生も汗だくになってゴミ拾いを行いました。4~6年生もゴム長を履いて、泥だらけになりながらも一生懸命、そして、楽しく活動を行いました。
ひとしきり猪苗代湖で遊んだ後、鬼多見さんから、湖岸のヨシを使った舟や笛、カタツムリの作り方を教えていただきました。
アサザを植えた後は、美しい景色の中、猪苗代湖で遊びました。故郷の自然の中で過ごした時間は、大人になっても素敵な思い出として残るはずです。
9月2日(土)曇り。午前9時の気温は16度。
昨日、9月1日には、6年生が猪苗代湖でアサザの移植を行いました。 移植したアサザは、昨年度の6年生が種を取り、植えて育てたものです。
天気予報はあまりよくなく心配していましたが、素晴らしい天気に恵まれ、美しい猪苗代湖の姿を眺めながらとても良い時間を過ごすことができました。今回植えたアサザは、しっかり根付き、来年にはきれいな花を咲かせてくれることでしょう。
8月7日(月)、福島市の杉妻会館で行われた「第39回全日本中学生水の作文福島県コンクール表彰式並びに水を育む森林環境学習発表会及び水環境活動発表会」において、本校の水環境学習の様子を発表して欲しいという依頼を県の土地水環境課から受け、渡辺先生と大桃先生が発表してきました。その時の写真が届きましたので掲載します。先生達も頑張っています。
8月22日(火)、国土交通省より県の土地水調整課を通して、去る8月3日に国土交通省で行われた平成29年度水資源功績者表彰式の写真が届きましたので掲載します。翁島小学校を代表してこんな風に表彰状をいただいてきました。貴重な経験をさせていただきました。
8月3日(木)曇り。午後6時の気温は21度。昨日梅雨が明けたとはいえ、まだはっきりしない天気が続いています。
さて、本日は、国土交通省に出向き、翁島小学校を代表して「平成29年度水功績者表彰」を受賞してまいりました。渡された要項には、功績概要として「平成13年度より猪苗代湖を核とした水環境学習に取り組み、湖心・北岸・河川の水質調査、水生生物や植物等の観察調査を継続している。」と書かれていました。まさに長年にわたる子供達そして関係各位、保護者、教職員の活動が認められたものと思います。これまでの皆様の活動に敬意を表し、感謝申し上げます。夏休み終了後には、子供たちに披露いたします。また、昇降口にいただいた表彰状と楯を飾っておきますので、ご来校の際は、是非、ご覧いただきたいと思います。
毎回、子供達と一緒に水環学習の校外学習に行って、「なるほど・・」と思うことがたくさんあります。今回、出かけた「いおう川」と「高森川」は、猪苗代湖に注ぐ長瀬川の上流に当たる川です。
まず、「いおう川」について分かった事は、その名の通り硫黄が沢山含まれていること。そのため、川の色は白っぽい感じがします。川の底や石が硫黄でコーティングされているからだそうです。川の水は、強い酸性を示しています。
次に、「高森川」です。とてもきれいな水です。そのことは、採取した水生生物からも分かります。カワゲラ、ヘビトンボなどきれいな水にすむ生き物が沢山見つかりました。
最後にこの二つの川が交わる地点がとてもおもしろいと思いました。川の半分が白っぽい色、もう半分が赤っぽい色になっています。「いおう川」の酸性により川の石等に含まれている鉄分等が酸化して赤くなるからです。(「いおう川」の川底や石は、硫黄でコーティングされているため、酸化しません)下流の酸川、長瀬川の川岸が赤いのは、「いおう川」の酸性が原因というわけです。
画像について・・・
左上が高森川 右上がいおう川
左下が2つの川が交わった所(川の半分が白、もう半分が赤)
右下は、子どもが採取したヘビトンボ
7月13日(木)、4年生は、いおう川と高森川の水質調査に出かけました。講師の先生は、今回も猪苗代湖の自然を守る会の鬼多見様と松崎様です。国道115号線から少し入った場所で両河川の水質調査を行いました。それぞれの川の水質調査を行った後、二つの川が交わる場所の様子も観察しました。その後、高森川で水生生物を採取、観察しました。最後は、高森川にみんなで入ってみました。(水温12.7度)
6月30日(金)、次に4年生が向かったのが、高橋川でした。泡だっていたり、においもあったり、あまりきれいな水とは思えませんでした。しかし、水生生物の中には、きれいな水に棲むウズムシやトビケラなどもいました。子供たちは水生生物採集を夢中になって行っていました。最後には、ヤマメをすくう子もいました。