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翁島(おきなしま)小学校ホームページ

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先生!蛾がいます!

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きれいなアゲハの幼虫

 「先生、たいへんです!蛾がいます!!」3年生教室前を通った時、教室内から子供達の声が聞こえます。何事かと思って行ってみると、モンシロチョウの幼虫を育てていたかごの中に蛾がいるというのです。
 「先生!蛾が、青虫の体に卵を産んでいたのかな?」「寄生蜂みたいに青虫の体から出てきたのかな。」いろいろな予想を子供達が口々に話しています。私も、いろいろと考えてみました。確かに、青虫を育てていた時「青虫コマユバチ」という寄生バチが青虫の体を食い破って次から次に出てくるのを見たことがあります。しかし、それは、本当に小さな虫です。いろいろと考えている内、昨年、キャベツ畑に青虫を採りに行った時のことを思い出しました。モンシロチョウの青虫と色も形も似た青虫がいっぱい葉の裏についていたことを・・・。モンシロチョウの青虫と似ているいるけれど、大きさが小さい青虫でした。調べてみると、ヨトウガという蛾の幼虫でした。3年生は、きっと、モンシロチョウの幼虫でなく、ヨトウガの幼虫を育てていたのです。さっそく、その蛾がヨトウガかどうかW.Tさんに図鑑で調べてもらいました。(W.Tさんは、以前、コオニヤンマのヤゴだと教えてくれた子です。) 思いがけない出来事が、子供達の科学する心に火をつけました。
 数日後、3年生教室には、アゲハの幼虫が飼われていました。3年生の保護者の野口様からいただいたそうです。
「すごい!!アゲハの幼虫だね。幼虫のいるこの木はなんていうか知ってる?」 「サンショの木、アゲハの幼虫は、サンショの葉を食べるんです。」 よい学習をしています。でも、そのサンショの木の下は、フンだらけになるから、それもきちんとかたづけるんだよ。 きっと明日、月曜日の朝は、フンが沢山落ちていることで大騒ぎかもしれません。