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正義について

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今日の全校朝の会、校長先生のお話は、

「何が君の幸せ
 何をして喜ぶ
 分からないまま終わる
 そんなのはいやだ
 わすれないで夢を
 こぼさないで涙」

「さて、この詩はなんでしょう。」から始まります。答えはアンパンマンのテーマソングの一部です。

アンパンマンは故やなせたかしさんによる絵本シリーズです。
アンパンマンにはその他のヒーローと違う点がいくつかあります。お腹がすいている人に自分の頭を食べさせて、自分は弱ってしまうという点、宿敵バイキンマンはやられても次回また登場するという点などです。

風変わりなヒーローが誕生した背景には、作者のやなせたかしさんの戦争体験が関係しているそうです。やなせさんは従軍体験を通して、正義についてこのように考えるようになります。「本当の正義とは立ち場や国が変わっても決して逆転しないこと」、「敵の一方的、徹底的な排除をしないこと」、「正義の味方だったらまずは食べさせ、飢えを助けること」などです。また、第1作の後書きでは「本当のの正義というものは、けっしてかっこうのいいものではないし、そしてそのためにかならず自分も深く傷つくものです」と、正義が自己犠牲の上に成り立つ点についても述べています。

このような考えから、子ども達に大人気の正義の味方、アンパンマンは生まれたそうです。

正義について考えることができた朝の時間でした。